📚「アンジュと頭獅王」著 吉田修一
koyaの蔵書のご紹介です。
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声に出して読みたくなる、圧巻の大冒険!
吉田修一の新境地ともいえる本書は、誰かのために生きる時代を模索する今だからこそ蘇る、二十一世紀版山椒太夫。古典の名作『山椒太夫』をベースに、上古も今も末代も、慈悲の心の尊さとはいかに、を現代に問う問題作だ。
あの安寿と厨子王が千年の時空を超えて繰り広げる、善の執着と悪の執着を描く大冒険は、文字を追うごとに、思わず声に出して読みたくなる圧巻の言葉とリズムにあふれている。
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紹介文のとおり、声に出して読みたくなるリズミカルな文体。特に聖が誓文を読み上げるところは圧巻。
元の話の「安寿と逗子王」をほぼ知らずに読んだのですが、読んでる途中は、どよーんと辛い苦しい気持ちになります。
姉・弟をお互いに想う気持ちが強い。拷問シーンを想像して、スタッフならすぐスタッフアニを悪い奴らに売ってしまうかもしれないと思いました。先に謝っとこう。ごめんなさい。
後半は、驚きの展開。まさに獅子に跨って時空をかけるごとく。
koyaでは、お茶やお酒を飲みながら本を読んでいただくことができます。
カップやグラス片手に、ひととき、時空を超える冒険を楽しんでみてください。
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